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2014年 06月 22日

Yamaha Twin の続き.2 305cc系

1960年代半ば欧米への輸出が増えていく中でYDS(250cc)より大きな排気量を求める声があったのは当然だと思います。
ヤマハの技術陣は、YDS3のエンジンをスケールアップする形でこれにいち早く対応しました。
エンジンのボア・ストロークは、YDS系の54×50mmから60×54mmとし排気量は305ccとなりました。
1965年 YM1 26ps/7000rpm
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1966年 YM1マイナーチェンジ 27ps/7000rpm
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1967年 YM2 31ps/7000rpm
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1967年に新開発の350cc、R1が登場するので305ccのモデルはYM2で最後となりました。

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# by YDS_CLUB | 2014-06-22 18:34 | YAMAHA 2st Twin | Comments(5)
2014年 06月 20日

Yamaha Twin の続き.1 180~200cc系

欧米の排気量カテゴリーの一つである175ccクラスにスモールツインの拡大版が出たのは1967年でした。
AS1のボア・ストローク 43×43mmより 50×46mmとし180ccの新エンジンとなりました。
1967年 CS1-E 21ps/8000rpm ※画像は海外向けカタログより
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AS1と同じくエンジンをフレームの一部としたダイヤモンドフレームの採用で車重118kgの軽量車となりパワーウェイトレシオは高いものでした。
1969年 CS2-E 21ps/7500rpm
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更にボアをアップしボア・ストローク 52×46mmの200ccエンジンとなります。
1971年 CS200E 22ps/7500rpm
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軽二輪枠(126~250cc)としては、250ccがメインであったため180~200ccTwinの開発はここでストップします。


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# by YDS_CLUB | 2014-06-20 23:27 | YAMAHA 2st Twin | Comments(4)
2014年 06月 17日

YDS-1 in Germany

ヤマハの海外輸出が本格的に始まったのは、YDS-2(1962)の頃からです。
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しかし、それ以前のYDS-1も少量ですが北米やオーストラリアに出ている様です。
海外にも熱心なヤマハファンがいてYDS Clubの特別会員であるドイツの Peter Abelmannさんから嬉しいニュースが届きました。
彼は、アメリカから入手したYDS-1をコツコツと仕上げ、ドイツで行われたヒストリックカー&バイク・コンテスト(The 2014 Concorso d´eleganza Villa d´Este)の日本製バイク部門で最優秀賞を貰いました。

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嬉しそうなPeterさんです。
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# by YDS_CLUB | 2014-06-17 22:50 | YAMAHA 2st Twin | Comments(2)
2014年 06月 15日

Yamaha Small Twin 90~125cc系

YDS系(250cc)と同じく空冷2ストツイン、ピストンバルブ、ツインキャブの構成でスモールツインのAT90(90cc)が登場したのは1965年でした。
ちなみにモデル名の「AT」は「Autolube Twin」の略だと言われています。
前後タイヤは17インチ、プレスフレームでカラーリングは黒とメッキの組合せと言うビジネスモデルを意識した外観でした。
1965年 AT90 8.2ps/8000rpm
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1967年 AT90Dマイナーチェンジ 8.2ps/8000rpm
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90ccのビジネスモデルは、単気筒のH3に譲りツインはパイプフレームに18インチタイを装備しスポーツモデルとして生まれ変わりました。
1968年 HS1 10.5ps/8000rpm
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1970年 HS90 10.5ps/8000rpm
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1971年 HX90 10.5ps/8000rpm
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90ccツインは、このHX90が最後となり、この後は単気筒のRD90が登場します。
AT90が出た翌年に海外向けのYL1(100cc)が出ました。
1966年 YL1 9.7ps/8000rpm
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AT90から2年後に125ccのAS1が出ました。
AS1には、スタンダード仕様やカスタム仕様などビジネスライクな設定もありました。
1967年 AS1-D 15ps/8500rpm
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1969年 AS2 15ps/8500rpm
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1971年 AX125 15ps/8500rpm
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125ccツインは、この後リードバルブ付きのRD125となり'80年代初めまで生産されました。

この90cc、100cc、125ccのエンジンは共通設計されたものでシリンダのボア違いとなります。
ボア・ストロークは、90cc=36.5×43mm、100cc=38×43mm、125cc=43×43mmとなっています。
90ccではロングストロークの比率になりますが250ccのストローク50mmから比べると充分にショートストロークでピストン周りも軽いので軽快にふき上がるエンジンとなっています。


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# by YDS_CLUB | 2014-06-15 00:07 | YAMAHA 2st Twin | Comments(4)
2014年 06月 13日

YAMAHA 250S Proto

ヤマハ初のスポーツモデル「YDS-1」は、当初「250S」と言う名称で1959年6月に発表されました。
その外観は、バイク専門誌の1959年7月号で紹介されました。
オートバイ誌
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モーターサイクリスト誌
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ヤマハからカタログも出ました。
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この外観で何台かが作られ、専門誌や販売店の試乗などに使われた様です。
1959年8月に行われた浅間火山レース(第2回全日本モーターサイクルクラブマンレース)のヤマハ宿舎前で見たと言う証言もあります。
当時撮影された写真
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でも、その年の7月に市販されたものはメッキタンクではなくカラーリングや一部デザインも変更されていました。
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マニアの間では当初紹介されたものを「250S Proto」と呼んでいます。
乏しい資料を元にYDSクラブ員の協力を得て、このプロトのレプリカを製作したのは、YDS CLUB 第2代・代表世話役の吉田次郎さんでした。
1992年の第10回YDSミーティングでお披露目されました。
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残念ながら吉田次郎さんはご病気で2003年2月にお亡くなりになりましたが、このプロトレプリカはYDSクラブ管理車両となり、今もイベントで活躍しています。
2009年の「YDS生誕50周年を祝う会」にて
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なぜ、市販直前でメッキタンクやスカイブルーのカラーリングを止めたのかは謎ですが、初のスポーツとして余りにシックで落ち着いた外観となってしまったこと、また、YA-1、YC-1、YD-1と当時としては斬新な色使いをし市場で評価を得たヤマハは、次なるスポーツ車も同じ路線(塗装タンク)で行こうとしたのではないかと勝手に想像しています。

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# by YDS_CLUB | 2014-06-13 21:39 | YAMAHA 2st Twin | Comments(3)